第9回クロスカルチュラル・フォーラム
~お国柄や世代に見る『家族』の形~~
2013年1月19日(日)午後2時~5時
▼主催:精華町、XCP(クロスカルチュラル・プロジェクト)、
せいかグローバルネットワーク
協力:精華町ITボランティア
① 「ブラジルの家族と子ども」
カナシロ・ぺレイラ・リス・ウェイジ さん
(奈良先端科学技術大学院大学)
私の祖父母は沖縄出身の日本人ですが、私はブラジルで生まれ育ちました。ブラジルはサッカーが有名ですが、カポエイラという格闘技も盛んにおこなわれています。ブラジル人として私も幼い時からサンバに参加しています。日系ブラジル人家族の子供たちは、半日、公立学校でポルトガル語を学び、半日は日本語学校で学んでいます。通常、母親も仕事をしているため、メイドをやとう家族が多く、父親も料理を作ります。家族のつながりが強く、毎日曜日、家族でカトリックの教会へ行き、その後、家族全員で昼食を食べます。お年寄りは自宅でケアをすることが多いです。私の母は日系2世で日本語しか話しません。
③「幼児のことばの学習で分かってきたこと」
南 泰浩 氏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
言語は人の思考の基本であるが、「幼児は言語をどうやって獲得するか」について研究している。言語発達、言語処理を研究することにより教育・育児・医療に貢献する。
「NTTこども言語プロジェクト」幼児語彙を長期的・広範に収集して語彙獲得月零検索を可能にし、また、発達心理学的手法により 発達的変化・個人差をとらえる。1歳半過ぎに起きるのは 語彙爆発ではないことを明らかにした。
プラトーを除くと直線になる。すなわち 語彙爆発=直線+プラトー最初の20語の語彙習得の速さなどには母親を含む社会環境の影響があると考えられる。
精華西中生にアンケートを行い、その結果について日本語と英語で発表
Q1.祖父母と同居している人78人(13%)
Q2.中1生は晩御飯を家族と一緒に食べている人が多いが、中3になると塾などで、一緒に食べることができなくなる。
Q3.ペットは家族の一員と思っている人が70%
Q4.休みの日は家族と一緒に過ごしている人は60%
Q5.家族と外出する人は50%
Q6.家族とよく話をする人 母464人、兄弟姉妹350人 父173人
Q7.困ったとき 家族に相談する人 51%
母54% 父18% 兄弟姉妹18%
Q8.家事を手伝う人 男女とも半数以上
風呂洗い、配膳、洗濯たたみ、皿洗い
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